メタバースは意味ない?流行らないと言われている意見を紹介していきます。
最近はネットやメディア、ニュースなどでメタバースという言葉をよく聞くようになりました。
2022年にFacebookが社名をMetaへと変更し、メタバース市場に1兆円もの投資を行うなど話題になった一方で、「メタバースは意味ない」「メタバースは流行らない」といった意見も目にすることがあります。
果たして本当にメタバースは意味がないのでしょうか?
そこでこの記事では、メタバースが「意味ない」「流行らない」というのはどういった理由で言われているのかについて調査してまとめてみました。
こんな方に向けてこの記事では、
これらについて解説していきます。
メタバースとは
メタバースとはインターネット上に構成された3次元の仮想空間やそのサービスを指します。
メタバースの概念は1992年にニール・ステファンソンの小説『スノウ・クラッシュ』の中で初めて紹介されました。
メタバースは物理的な移動を必要とせず、世界中の人達と交流することができ、現実世界では不可能な様々な体験をすることができるものとして多くの人を魅了しました。
インターネットが普及した1990年代後半にはオンラインゲームが流行し、仮想空間内で世界中の人とコミュニケーションやゲームを楽しむことができるようになりました。
特に近年では、VR技術やブロックチェーン技術の発展により、今までよりもさらにリアルで没入感のある体験ができるようになったことで、近未来的なメタバースの世界が注目されています。
メタバースは意味ない?流行らないと言われている理由
最近は世界中の企業がメタバース市場に投資をしており世間からの注目も浴びていますが、一方でメタバースは意味ない、流行らないという意見も見られます。
そうした意見には次のような理由が挙げられます。
VR機器が高額である
メタバースが流行らないとされる理由の1つにVR機器が高額であるという理由が挙げられます。
よりリアルな世界を体験するためにVR機器を用いたメタバースが今後は主流になると言われていますが、現在VR機器は高額であり、高い性能のパソコンを必要とするものが多いです。
そのため、購入できる層が限られてしまうことからVR機器が普及せずメタバースが流行らないという意見があります。
しかし、メタバースは必ずしもVR機器が必要というわけではなく、スマホだけでプレイすることができるものもあるため、今後の動向は注目されています。
ある程度のITリテラシーが必要
メタバースを使うためには、アバターの操作やワールドへの参加など、機能や操作方法を理解する必要があります。
普段からゲームをやっている人であれば感覚的に身につけることができますが、そうでない人には少しハードルが高く感じられてしまいます。
また、ネット上でのコミュニケーションにおいても、ITリテラシーが無いとトラブルや詐欺被害に遭うこともあることから、広く一般には普及しないのではないかという意見もあります。
しかし一方で、現在は世界中でスマホが普及しており、こうした操作や機能については感覚的に身に着けられる素養があるから大丈夫だといった意見もあります。
仮想空間である必要がない
メタバースが意味ないという理由として、わざわざ仮想空間である必要がないといった意見もありました。
メタバースのなかには、仮想空間内でショッピングやライブイベントを楽しめるものもありますが、現在でも普通にオンラインショッピングやオンラインライブはできるし、メタバースでやる必要がないと感じている人もいるようです。
一方で、パソコンのモニタでなくVR機器を使うことで、よりリアルな没入感を得られてライブを楽しめたり、手に持って商品を見たりすることができるため、従来のものより得られる情報量が多いことに意味があるとする意見もありました。
セカンドライフが流行っていないから
メタバースが流行らない理由としてセカンドライフが流行っていないからという意見もあります。
セカンドライフは2003年にリリースされたサービスであり、ユーザーはアバターを使って仮想世界で様々な創造したり探索したり、「リンデンドル」という通貨でアイテムや土地の売買などの経済活動を行うことができるなど、現在のメタバースの在り方の基礎を築いたとされています。
リリース当時は世界中で多くの企業がセカンドライフに投資を行い注目を浴びていましたが、当時は性能の高いパソコンが普及していなかったり、操作が難しく、始めるまでの手続きが面倒などの理由から、ユーザー数もあまり増えず人気が出ないまま終わってしまいました。
こうした過去の例があるため、セカンドライフのようなメタバースは一般人に受け入れられ難いのではないかという意見が出ています。
ハッキングのリスクがある
メタバースが流行らない理由として、ハッキングのリスクがあり、活発な経済活動が正常に行うことができるか疑問であるという意見があります。
今後メタバースでは仮想通貨で決済できたり、NFTを活用するものが増えると言われていますが、現状では様々な詐欺やハッキング被害が横行しています。
こうした詐欺やハッキングがあるとなれば、ユーザーはメタバース内で仮想通貨やNFTなどの資産を持つことから離れていき、従来目指していた経済活動が行われなくなるといった懸念があります。
また、仮想通貨は価格が安定せず、市場の暴落により価値が下がってしまうことでユーザー離れが起こってしまうのではないかと懸念されています。
メタバースは本当に意味ない?今後流行ると思われる理由
メタバースは意味ない、流行らないという意見がある一方で、メタバースは今後必ず流行っていくという意見もあります。
そうした意見には次のような理由があります。
VR技術やAR技術が発展してきた
近年はVR技術やAR技術は発展してきており、今までよりもさらにリアルで没入感のある体験ができるようになりました。
今までは、オンラインゲームやパソコンのモニタ越しでしかメタバース体験をするこができませんでしたが、今ではとてもリアルな擬似世界を体験することができるようになりました。
リアルな描写ができるようになったことで、今までは実現できなかったような様々な体験ができるようになり多くの人に受け入れられやすくなると考えられています。
よりリアルに近づき得られる情報量が増える
メタバースは、これまでのオンラインゲームやSNSなどと比べて、視覚や聴覚、動きなど得られる情報量が多いです。
そのため、よりリアルに近いコミュニケーションを取ることが可能になり、幅広い社会性をもったコミュニティが期待されています。
メタバース内にコミュニティが増えることでより多くのユーザーに受け入れられて流行っていくと考えられています。
世界中にインターネットインフラが普及した
今後メタバースが流行る理由として、昔と比べて世界中にインターネットインフラが普及したことが挙げられます。
セカンドライフがリリースされた2003年頃はまだ世界中にインターネットインフラが整っておらず、高性能なPCが必要でしたが、現在は世界中でインターネットインフラが整い、スマホが普及したことでプレイできるユーザーは格段に増えました。
昔よりもメタバースに参加できるユーザーが増えたことで今後メタバースは流行っていくと考えられています。
ネット上での交流が当たり前になってきた
昔はインターネット上での交流は掲示板やゲーム内でのチャットという限られたものしかなく、ネット上での交流は一部の人だけといった印象がありました。
しかし、現在はSNSが普及し一般人でもネット上での交流が当たり前となってきており、メタバース空間で交流することにも抵抗感無く参加できると考えられています。
ネット上での交流が当たり前の時代だからこそ今後メタバースは流行っていくという考えもありました。
まとめ
この記事ではメタバースについて「意味ない」「流行らない」と言われている理由やメタバースは流行ると言われている理由について紹介しました。
皆さんはメタバースが流行るのか流行らないのかどう思いますか?
流行らないという意見の理由として、VR機器の普及やセキュリティ面、また過去にセカンドライフというメタバースが流行らなかったという事実はあります。
しかし、昔と比べてインターネット技術は格段に進歩しており、これらの問題はブレイクスルーされていき、メタバースは普及していくのではないかと筆者は考えます。
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