スズバースのMLM展開は失敗なの?という疑問について忖度なく実際に感じた意見を述べていきます。
Suzuverse(スズバース)はライブドア元CEOの宮内亮治氏が手がけるメタバースプロジェクトであり、現在はNFTワンコと散歩をすることで仮想通貨を稼ぐことができる「Suzuwalk」というアプリをリリースしています。
スズバースは2022年5月から先行期間としてMLM(ネットワークビジネス)として展開しており、Game-FiでのMLMは珍しいこともあり賛否両論があります。
そこで今回はスズバースはMLMにして失敗だったのか?それとも正解だったのかについて、MLMによるメリットや懸念点、スズMLMで実際に感じたことについて述べていきます。
こんな方に向けてこの記事では
これらについて解説していきます。
スズバースについてはこちらの記事もどうぞ
Suzuverse(スズバース)とは
Suzuverse(スズバース)はSuzuverse Pte. Ltd.が運営するメタバースプロジェクトであり、創業者の1人としてライブドア元CEOの宮内亮治氏が関わっていることで注目を浴びています。
スズバースは将来的にメタバース市場を狙うプロジェクトであり、その第一弾として現在はNFTワンコと歩いて仮想通貨を稼ぐ「Suzuwalk(スズウォーク)」というアプリをリリースしています。
現在アプリはβ版ではありますが、実際に歩くことで得られるゲーム内通貨SZTをETHと交換することができており、今後はアプリがバージョンアップしてよりゲーム性が高まっていくことが予定されています。
スズバースの今までの流れやこれからの展開についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
SuzuMLMについて
現在、RENUME株式会社が販売代理店としてMLM(ネットワークビジネス)展開しており、SuzuverseのNFTである「スズワンコ」を販売するディストリビューター(販売員)として新規ユーザーを獲得しています。
通常のMLMとは異なり、
というMLMのなかでも珍しい仕組みを採用しています。
MLMの仕組みとしてはバイナリー方式を採用しており、通常のMLM報酬 + MLM報酬と同額のオプショントークン「SOT」が貰えるといったことでも注目を浴びています。
Suzuverse(スズバース)のMLMによるメリット
スズバースがMLMで展開しているメリットとしては以下のことが挙げられます。
あくまでも私の所感です。
開発段階で資金調達ができる
一般的なプロジェクトであれば、プロジェクトができたばかりの開発段階に資金調達やユーザーを獲得することは難しいです。
そんななか、スズバースは2022年4月にスタートしたばかりのプロジェクトでありながら、MLMで展開することで多くのユーザーや資金を調達することができています。
スズバースは将来的にメタバース市場を狙うプロジェクトであることも、セミナーや紹介者を通じて周知されており、現在が開発段階であることも承知の上で好意的に関わるユーザーを獲得できるというのはMLMならではのメリットではないかと考えます。
仮想通貨を知らない層にもリーチできている
一般的なGame-Fiプロジェクトの場合、仮想通貨にある程度詳しい人がSNSやネット等で情報を得て参加するというユーザーが多いです。
そのため、Game-Fiの市場を伸ばしていくためには、仮想通貨にあまり詳しくないユーザーも獲得していくことが課題として挙げられます。
一方で、スズバースはMLMで展開したことにより、口コミによって広がっており、仮想通貨に詳しくない人も興味を持ち非常に多くのユーザーが参加しています。
新規ユーザーを獲得するという観点から見ると、MLMにしたことで従来のGame-Fiがリーチできていなかった顧客も獲得することができており、課題をうまく解決できていると感じます。
ユーザー同士で教え合う文化があるため情報伝達がしやすい
MLMはその特性上、特定のリーダーが自分のグループを取り纏めていることが多く、メンバー全員に情報を共有したり、教え合う文化が根づいています。
そのため、会社としては質問等による顧客対応コストを下げられるといったメリットがあります。
また、ユーザー側としても、一般的なGame-Fiの場合、会社からの情報は一方通行であり、わからないことがあっても自分で情報を取りに行かないといけないですが、スズバースの場合はアップ(上位者)に質問できる環境があるため、新情報や操作方法といった軽微な問題であれば解決しやすいといったメリットがあります。
実際のシステムに関する内容については運営に問い合わせするしか無いですが、初心者にとっては質問しやすい環境はありがたいのかなと思います。
将来の展望に投資している人が多い
一般的なGame-Fiの場合、なにかしらの要因でトークン価値が下がってしまうと、不安から売りが殺到し(パニック売り)その結果トークン価値が暴落してしまうといったケースが多々見られます。
一度大きな暴落があると、ユーザー離れだけでなく、新規ユーザーの参入も減ってしまい、せっかく良いプロジェクトでも途中で破綻してしまったということもあります。
もちろん、スズバースにおいても当然トークン暴落のリスクは存在しますが、SuzuMLMに参加している人は目先の利益というよりも、プロジェクトの目的でもあるメタバース市場に期待をしており、トークン価値が大きく育つまで保有しようというユーザーも多く感じられます。
これについては、スズバースはMLMということもあって、セミナーなどが頻繁に行われており、そこで将来に対する展望や開発者の想いを伝えられる機会が多く、一般的なGame-Fiと比べて将来へのビジョンに投資しているといった人の割合が多いように感じます。
そのため、スズバースでは一時的なトークン下落によるパニック売りやユーザー離れが起きにくいのではないかなと筆者は考えています。
Suzuverse(スズバース)のMLMによる懸念点
スズバースがMLMで展開している懸念点としては以下のことが挙げられます。
あくまでも私の所感です。
MLMの印象が悪い
MLM(ネットワークビジネス)はどうしても一般の方から悪い印象を持たれることが多いです。
スズバース自体は非常に良いプロジェクトですが、MLMということで忌避してしまう人が一定数出てしまうことが懸念点として挙げられます。
MLMに忌避感を感じる一般層の獲得をどのようにしていくかは、プロジェクト成功において今後の大きな課題になってくると考えられます。
特商法違反による営業停止リスク
MLMは勧誘の際に特定商取引法を遵守する必要があり、メンバーが不当な勧誘を行うと、会社が営業停止処分を下されてしまいます。
自分や周りの人達が真面目に法令遵守していたとしても、誰か1人でも違法な行為を行ってしまうと会社に処分が下され、新規メンバーの勧誘行為ができなくなります。
全てのMLMの会社はこのようなリスクを持っており、当然スズバースでもこのような事態が起こりえます。
特にスズバースはNFTプロジェクトであり仮想通貨を扱っていることから、悪評が立つとそれがトークンの暴落を招いてしまい、プロジェクトの存続にも関わってしまいます。
正直、会社がいくら気をつけたとしても個人の行動までは完全に制御することはできず、不当な勧誘行為をする人を防ぐのは難しいのかなと感じますね。
仮想通貨に疎い人が多い
MLMは未だに基本的には口コミによる紹介がメインであり、紹介者の信用のもと参加しているユーザーも非常に多いです。
そのおかげで仮想通貨に触れたことのない人でもスズバースに参加しているのはメリットではありますが、一方で仮想通貨に疎い人が多く、何かしらのトラブルにならないか懸念しています。
特に最近の仮想通貨業界は、フィッシング詐欺行為やハッキング行為などが横行しており、自分自身で知識をつけて注意する必要があり、仮想通貨初心者の人は細心の注意が必要な状況です。
Suzuverse(スズバース)のMLMに現状感じたこと
ここからは実際にスズバースに参加して、何度かリアルセミナーやzoomセミナーを体験した私がSuzuMLMに感じたことをお伝えします。
あくまでもいちユーザーとして感じている率直な意見になります。
参加者の年齢層が高く若い人が少ない
SuzuMLMに感じたこととして「参加者の年齢層が高く、若い人が少ない」ということが挙げれれます。
スズバースはメタバースやGame-Fiという最新のテクノロジーに関するプロジェクトであるため、私は最初若い人が多いのだろうと思っていました。しかし、実際にセミナーに参加してみると会場には年配の方が多く、若い人は数えるほどしかいませんでした。
「MLMをやっている層自体が高齢化してきている」というだけのことかもしれませんが、こんなにも高齢の方でもメタバースやGame-Fiに興味があって参加してきていると感じて単純にすごいなと感じました。
メリットにも挙げたように、MLMであるからこそGame-Fi業界が今まで獲得できなかった層にアプローチできているのは素晴らしいですが、仮想通貨に疎い方も多いので仮想通貨に関するリテラシーをどこまで教育できるかが課題になってくるかと思われます。
今は若い世代(20〜30代)が少ないので若い人は参入して広めるチャンスがありますよ!
SNS等ネットでの拡散が少ない
一般的なGame-FiはSNS、特にTwitterで盛んに情報発信や議論が行われており、それが認知度の向上に貢献していますが、スズバースはTwitterでの発信が極端に少なく感じます。
Game-Fiを広げていくうえで実際にプレイしているユーザーによる情報発信は新規ユーザー獲得のためには非常に重要です。
スズバースは年配の方が多く、Twitterをやっていない人が多いのも要因の1つと考えられますが、より多くのユーザーを獲得してプロジェクトを盛り上げるためにはSNSやネットでの発信は必須だと考えています。
いま現状ではこうした発信が少ないので今後の課題と言えるでしょう。
みんなもっとスズバースについて発信してくれたら盛り上がるのになぁ・・・
Suzuverse(スズバース)はMLMにして失敗?正解?
この記事ではスズバースがMLMであることによるメリットや懸念点について解説しました。
個人的な結論としては、スズバースはMLMにして良かったのではないかと感じています。
理由としては、メリットでも挙げたように、従来のGame-Fiではアプローチできないユーザー層を獲得できていることやただ目先のお金を稼ぎたいのではなく、将来の展望に投資している人が多いということが挙げられます。
一方で、MLMにしたことで、MLMに悪印象を持っている層の獲得が難しいことや、勧誘時に法令遵守しない人が現れた時に悪評が立つといった懸念点が考えられます。
プロジェクトが大きくなり一般にも宣伝を始めるようになったらこの当たりは解決していくのではないかと個人的には考えており、今後は一般ユーザー獲得のために運営がどのような戦略を立てていくかに期待したいところです。
スズバースが気になっている!という方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
ぜひ一緒にスズバースを楽しみませんか?
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